一生忘れない日

 8月10日に、MalagaのRegistro Civil(日本でいうお役所のような所)の結婚式場で入籍しました。

Registro Civilでの入籍はとてもあっけないものだと聞いていたわりには、静かな綺麗なホール貸切で、家族だけの居る空間の中で誓いの言葉を交わし、サインをし、感動的なものになりました。

日本から駆けつけてくれた家族（両親・姉・甥っ子）・デイビッドの家族・そのパートナー達

 

 

式の後は、皆でJardin Botanique(庭園)へ移動し、プロのカメラマンであるデイビッドパパによる撮影会が行われました。

デイビッドのご両親と

子供たち集合

家族

イギリスからこの日のためだけに駆けつけてくれたデイビッドの親友ジェームスと

母と

姉と

甥っ子颯音（はやと）と

 撮影している間からお腹がペコペコに。
ここから皆で家の近所にあるお魚の美味しいレストランへ移動。

式・撮影会を終えてほっと一息

長い1日に付き合ってくれた甥っ子たち

デイビッドのお兄さんの子供ジェシカ

この2人の絡み合いが本当に可愛かった☆

お昼をゆっくり食べた後、皆でジブラルタルへ移動し、普段はデイビッドママの所に泊めてもらうところをこの日は海辺のホテルに一泊。

翌日11日は、デイビッドの親戚や親しい友達を集めて結婚パーティー。
場所は、デイビッドのおじいちゃんが大好きな海辺にあるレストラン。
ここのオーナーに結婚パーティーがしたいって話をしたとき、『う、うちはそういうのしないから！！』とびびらせてしまったっけ…笑　でも家族と親しい友人だけを集めたお食事会のようなものって説明したらその気になってくれて、私たちの希望を色々聞いてくれました。

まずは皆さんにご挨拶…そしてデイビッドからのサプライズが…

ジェームスのお父さんは元神父様。やめた今でもそのパワーっていうのは残るんだそう。カトリック信者でない私は教会で式を挙げることが出来ない為、海辺での特別式が始まりました。前日に続いて2度目の誓いの言葉を交わしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイズ直しに出すと言って預けていた指輪が、いつの間にか颯音の手に渡っており、デイビッドが合図をすると颯音がダッシュで走って来て指輪を届けてくれました。

デイビッドのサプライズにはいつもやられます…

そして、親友ジェームスに数日前に急遽お願いしたスピーチ。色～んな人のことを考えた、とても素敵な言葉を贈ってくれました。

直前まで、若者の中に混じるのは緊張すると言っていたおじいちゃんおばあちゃんも、楽しんでくれたようで良かった！

そしてそして、皆を驚かせたのが両親からの歌のプレゼント。室内の音の響く所でっていう希望に副えず申し訳なかったけど、波の音との共演も良いものでした。1曲目はドイツ語でウェディング曲。2曲目は日本の『春』を合唱してくれました。普段人前で泣かないデイビッドのお母さんも目を真っ赤にしてました。

 

 

 

 

 

食べ切れないほどの、魚介類が出てきた後の〆はこれ！このお店自慢のPaella。お腹は一杯だったけど、美味しかったなぁ。

終わりにはデイビッドのお母さんからのプレゼント、イギリス式ウェディングケーキ。

食べるのがもったいないほどの美しさ。中はどっしりとしたフルーツケーキ。これも美味しかった～！

 

こうして無事に2日間のウェディングを終えることが出来ました。
自分達らしいウェディングを、と思い描いていたものが、家族や友達からの大きな祝福によってより一層特別なものになりました。
言葉で言い表せないほどの感動・感謝・喜びに溢れた2日間でした。
日本から駆けつけてくれた家族を始め、祝福してくれた皆さんに心から御礼を言います。
本当にありがとう！！！

9月に出産を控えているのでハネムーンは先送りですが…、結婚式の数日前まで4週間イギリスに行っていたデイビッドとの2人の時間を楽しんでいます。
家の模様替えをしたり、プールやビーチへ行ったり、ベイビー用品や新生活の為のものを買いに行ったり…。
一緒に住み始めてから3年が経つけど、離れていた1ヶ月と新婚気分とで新鮮さを感じると共に、居てくれる有り難さを日々感じてます。
家族からも『世界一の幸せものだね！』『本当に良い人を見つけたね！』と言ってもらえましたが、本当に自分はラッキーだなと思います。

私は、ファザコン・マザコンで言うファミコンで、昔は自分の家族だけで無人島に住みたいなんて思っていたことも。
家族との居心地が良過ぎで、ひとり立ちしていく姉たちを見て焦っていたっけ。
インドへ旅に出たのも、海外に住みたいと思っていた理由の一つもそれだった。ひとり立ちしなきゃという。
そして今こうしてデイビッドと新しい家庭を作り始めようとしている。とても自然に。とても心地よく。
デイビッドとなら、自分の両親が作り出してくれたような家族の輪を作っていけそうな気がする。